たぐらかす。

たぐる、ちらかす、はぐらかす。

はこびやと鬼花粉

f:id:neguran0:20160229174821p:plain

f:id:neguran0:20160301002510p:plain

f:id:neguran0:20160301012232p:plain

f:id:neguran0:20160301133535p:plain

f:id:neguran0:20160303014840p:plain

f:id:neguran0:20160305075759p:plain

f:id:neguran0:20160306000637p:plain

f:id:neguran0:20160306021934p:plain

f:id:neguran0:20160307024959p:plain

f:id:neguran0:20160308014033p:plain

「外出なかったんですか」
「ご飯は食べたよ。あれ、もう昼?」
「昼です」
「ごめん勝手に読んでた」
「構いませんけどね」
「あのねー、あれ、さけもとらのニケ」
サモトラケのニケ
「さもとらけ。載ってたね。あれ好き……あ、これこれ。いーなぁ」
「まあ、そうですね」
「頭取れてるのいいなあ。便利そう」
「便利?」
「ほらえっとチャンスの女神には前髪しかないっていうやつ」
「え?」
「前髪を掴まれても捕まらないように頭が取れるんでしょ?」
「いやいやいや」
「え、ニケって女神じゃん」
勝利の女神ですよ確か」
「え、だから勝利のチャンスの女神……じゃない?」
「じゃないと思います」
「えーだって首の上無いじゃん」
「無いっていうか…無いですけど。あったのでは」
「え」
「無くなっただけでは」
「え、顔、あったの」
「そりゃ知りませんが失われたということなのでは」
「ええええええ」
「なんでそんな非難がましい」
「えーだって! これは! なくて完成でしょこれは」
「いやそういわれても」
「えええええ。えー。えー。うー……いいなあ」
「…いいならそれでいいでしょう」
「うー。うーん。でニケは何の女神なの」
「勝利」
「じゃあチャンスの女神は」
「存じませんね」
「前髪は」
「聞いたことはありますけど」
「ふーん。あとこれらふぞー結構載ってていいねえ」
「らふぞー?」
「らふぞう」
「ああ、裸婦像……どういいんです」
「いいなあって思うだけ」
「……はあ」

f:id:neguran0:20160308234706p:plain

f:id:neguran0:20160309005343p:plain

f:id:neguran0:20160309164629p:plain

f:id:neguran0:20160309224040p:plain

f:id:neguran0:20160310011007p:plain

f:id:neguran0:20160310014324p:plain